同定できる貝類写真の撮り方:3方向から撮ってスケールを添える
多くの貝類は、上から撮った写真1枚だけでは種まで同定するのが困難です。殻の形は底質や生育条件によって変わり、同じカキでも岩に付いた個体と養殖筏の個体ではまったく違って見えることがあります。適切な部位を撮影しておけば、ほかの同定者が判断する手がかりになります。(編集部によるサンプル記事です。管理者が編集・削除できます。)
1個体につき少なくとも3枚
- 左殻の外面:全体の輪郭、放射肋、成長線。
- 右殻の外面:ホタテガイなど左右の殻が不等な種では、左右で色や膨らみが異なることがよくあります。
- 殻の内面:閉殻筋痕、外套線、鉸歯(蝶番の歯)、靱帯は、多くの二枚貝で重要な識別点です。
スケールを添える
殻高や殻長は多くの近縁種を見分ける手がかりになり、同時に大きさの記録にもなります。定規は貝殻の横の同じ平面に置き、カメラはできるだけ真正面から向けてください。
光と背景
- やわらかく均一な光で撮り、真昼の強い日差しや反射を避けましょう。
- 背景は無地にします。淡い色の貝には暗い背景、暗い色の貝には明るい背景が向いています。
- 濡れた殻は生きているときの色に近く見えるので、撮影前に海水を少し吹きかけましょう。
投稿時にひとこと添える
メモ欄に殻高(mm)、底質、水深を書いてください。同定者にとって、こうした情報は写真と同じくらい重要なことがよくあります。
種に自信がないときは、まず属や科まで同定してください。当て推量で種名をつけるより役に立ちます。